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ファンクショナルトレーニングとは?丁寧に解説!

ファンクショナルトレーニングのファンクショナルは「機能的な」という意味があります

ファンクショナルトレーニングでは人間が本来動ける可動までしっかりと動けるようにしカラダ本来の機能を取り戻すためのトレーニング方法です

例えば、正座をした状態で後ろを振り向く時に背中周りの筋肉が硬いとカラダは本来回る角度まで まわる(回旋)することができません

本来あるべき状態に戻すファンクショナルトレーニングについて紹介します

ファンクショナルトレーニングとは

みなさんが日常で行っている動きってどんな動作を思い浮かべますか?

「歩く」「座る」「立つ」「持ち上げる」「階段を登る」など1日を通してたくさんの動きを行っています

それらの動作は、カラダについている600以上の筋肉と約200の骨を使ってカラダを動かしています

数多くの筋肉や骨を正しく動かさないと怪我に繋がるだけでなく正しく使えていない筋肉の衰えにもつながってしまいます

例えば、引越し業者のお兄さん達は、腰を痛めている方が多いそうです

何故かというと、床に置いてあるものを持ち上げる時にお腹に力が入っていなかったり、持ち上げる動作で膝を曲げずに腰から持ち上げることで腰に負担がかかってしまった結果、腰痛に繋がります

正しくは、膝や股関節(モモの付け根)をしっかり曲げてお尻の筋肉やお腹の筋肉、背中の筋肉を正しく使うことで腰痛のリスクを減らすことができるのです

ファンクショナルトレーニングは最小限の力でカラダを効率よく動かすためのトレーニング方法です

ファンクショナルなカラダを手に入れるための5原則を紹介します

ファンクショナルトレーニングの5原則

ファンクショナルトレーニングには5つの原則があります

重力の利用

人間でもペットでも地球上で生活している限り必ず重力がみなさんにかかっています

常に重力は地面の方向へ向かってかかっているため、重力に耐えるカラダを作る必要があります

みなさんが80歳のおばあちゃん(おじいちゃん)になった時を想像しましょう

どんな姿勢ですか? イメージするおばあちゃん、おじいちゃんは杖をついて背中が丸まっているのを連想した方もいるのではないでしょうか

年を重ねるごとに筋肉は衰えて重力にカラダが耐えられなくなることにより、段々と猫背や背中が丸まってしまいます

では背中が丸まらないように重力に耐えるためにはどうしたらいいのでしょうか

それは、カラダの背面の筋肉を鍛えること

これら一帯を「抗重力筋」というのですが、背面の筋肉である広背筋や脊柱起立筋、大臀筋、ハムストリングスを鍛えることによって重力に耐えられるカラダを作ることができます

そしてもう一つは、体幹部を鍛えること体幹は動作の基本です

お腹に力が入らなければ、物を押したり持ち上げたりもできません

プランクは重力に耐えるために最適なトレーニング方法です

ファンクショナルなカラダを手に入れるためには、常に下に重力がかかっていることを理解し重力を利用しながらカラダを動かしていることを理解しましょう

分離と協同

カラダに「動かす関節(モビリティ)」「固める関節(スタビリティ)」があります

例えば、立った姿勢の状態からスクワットの姿勢になる時に動かす下半身の関節は

・足関節(足首の関節)

・膝関節

・股関節(モモの付け根の関節)

この3つのうち 全部が動かす関節だったら、膝の角度は内側にも外側にも向いてしまいます

膝の関節は「曲げる・伸ばす」しかできないため膝が内側に入る外に向くは怪我に繋がります

そのため膝関節は「固める関節」となるわけです

それに比べて、足関節や股関節は円を描くように回せますよね

この関節は「動かす関節」となります

この動かす関節でと固める関節はカラダの構造上、積み木のように交互になっています

動かす関節は動かす、固める関節は固めることで、より力を発揮することができます

運動連鎖(キネティックチェーン)

運動連鎖(キネティックチェーン)とは全ての動きは筋肉と骨がいくつも繋がった結果です

階段を登る時に動かす下半身の筋肉や骨たちは、足の裏で地面を蹴るところから始まります

・足の裏で地面を蹴る(アキレス腱や下腿三頭筋などを使って)

・片足を股関節を曲げて前ももや臀筋の力などを使って持ち上げる

・持ち上げた足を地面に置く

すごく簡単に書いたのですが、この3つにも多くの筋肉や骨達が連なって動いています

そのため、カラダはロボットのように1つ1つぎこちない動きではなく滑らかに動いてますよね

これが1つの運動連鎖です

この1つ1つの動作に使う筋肉を正しく動かすてあげることが大事なのです

全ての動作は多くの筋肉や骨が連なって動いている

3面運動

カラダの動きは3つの面で表すことができます

・前額面

・矢状面

・水平面

前額面

正面から見た人の動き(対面の状態)

この時の動きは、手を横に広げる「外転」、内側に入れる「内転」の動作があります

あとは肩をすくめる動作「挙上」、肩を落とす動作「下制」があります

矢状面

カラダを横から見た時の人の動き(横向き)

横から見た動きでは、人が前に歩く時に足を前に出すときに股関節は曲がるので「屈曲」、曲げた股関節を伸ばす時は「伸展」といいます

水平面

カラダを上から見た時の動作(上からの動き)

この動作は、回旋(ひねる時)の動作です

あとは腕を内側にひねる「回内」外にひねる「回外」もあります

動作を行うためには1つの面の動作だけでなく、3Dのように多くの面の動きを行っています。

これが1つだけの動きだと怪我につながる可能性があります

逆に3面動作を意識することで、パフォーマンスの向上にも繋がります

力の吸収と発揮

大きな力を得るためには、向かいたい方向とは逆に力をためる必要があります

例えば、ゴルフのスウィングで言うとボールのある位置から前にふるだけではボールは飛ばないと思います

スウィング動作でしっかりと後ろに引き「力をためる」ことでボールは遠くに飛びます

ジャンプ動作を思い浮かべても同じです

膝を曲げずにジャンプできますか?いくら身体能力が高い人でも膝を曲げなければ高く飛ぶことはできません

膝を曲げることでエネルギーを下にためて、その反動で上に高く飛ぶことができます

これを「伸張反射」といいます

「伸張反射」は筋肉が急激に伸びたときに反射的に縮むことを言います

前屈をしたときに限界まで伸ばすと限界を達したあと上体が少し戻りますよね

それがモモの裏の筋肉の「伸張反射」が起きたということになります

力を発揮するためには、力を発揮したい方向とは逆に力をためることで最大限のパフォーマンスを引き出すことができます

こんな嬉しい効果が

ファンクショナルトレーニングを取り入れることで、普段使えていなかった筋肉が活動するため、代謝が上がりダイエット効果があります

ダイエット効果というと少し安っぽく聞こえてしまいますが、無駄のない動きを手に入れることで日常生活の効率が上がり、より活動的に過ごすことができるのです

ファンクショナルトレーニングは無駄のない動きを手に入れるトレーニングのためファンクショナルトレーニングばかり行なっていてもマッチョにはなりません

フリーウェイト系を行なっている人は併用してもいいですね!

ファンクショナルトレーニングは、アスリートだけでなく、子供やお年寄りまで多くの方が取り入れることができるトレーニングです

重さを使わずに自体重で行うことができるので、次の記事で具体的なトレーニング方法をご紹介します

自宅でできるファンクショナルトレーニングのやり方日常生活で行なう動きはすべてファンクショナルトレーニングになる そのためには、マシーンを使うよりも日常動作に近い動きで行なうのがポイントです。今日紹介した種目は日常の動作に近い動きです。「座る・立つ」「持ち上げる」「登る」そして「お腹に力を入れる」ためには、正しい関節と筋肉を動かして「生活の質」を向上させましょう...