褐色脂肪細胞をはじめて聞く方も多いのではないでしょうか
褐色脂肪細胞を刺激することで 脂肪燃焼を促進してくれる働きがあります
毎日でも動かしたい 褐色脂肪細胞とは 何でしょう・・・
褐色脂肪細胞ってなに?
別名「ヤセ体質細胞」とも呼ばれている褐色脂肪細胞とは、どんなものでしょうか?
ふつう 脂肪というと いわゆる“脂身”のような脂肪を連想して 皮下脂肪などに蓄えられるイメージがあると思います。
この脂肪を『白色脂肪細胞』といいます。文字通り白い色をした脂です。
褐色脂肪細胞とは 茶色の脂肪細胞です。
白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞は見た目だけでなく 体内での働き方も大きく異なります。
白色脂肪は、体内に脂肪のエネルギーとして蓄える役割をしますが、逆に褐色脂肪細胞は、脂肪を分解して熱にする(エネルギーを消費する)脂の燃焼組織なのです。
褐色脂肪細胞ってどこにあるの?
脂肪を分解してくれる魅力的な褐色脂肪細胞ですが、
身体の全身にあるわけではなく 限られた部分にしかありません
・肩甲骨まわり
・首まわり
・脇の下
・臓器周辺
褐色脂肪細胞の燃やし方(ストレッチ)
肩甲骨まわしの体操
① 両手を左右の肩に乗せる
②円を描くように大きく肘をまわす
③20回くらいまわしたら 逆回しでもまわしてみましょう
ポイントは大きな円を描くようにして背中をしっかり動かすこと
のびのびストレッチ
①両手を 組み 頭の上でバンザイします
②脇の下が伸びるように 両手を左右にゆっくりと倒す
③息を吐きながら 左右10回ずつ 行ってみましょう
褐色脂肪細胞の燃やし方(筋トレ)
ラットプルダウン(マシーン もしくは タオル)
肩甲骨をしっかりと内側に寄せながら行いましょう
ベントオーバーロウ(ダンベル シャフト または ペットボトル)
腕で引かずに 背中を寄せることを意識します
腰が反りやすいので 頭からお尻まで 一直線になっているか確認しましょう
バックエクステンション (自重)
①うつ伏せになり 両手をバンザイした状態をつくります
②息を吸いながら 上体を反らし 肘を肩甲骨に寄せるように近づけます
褐色脂肪細胞の燃やし方(簡単)
首の後ろをシャワーで冷やす
首の後ろに冷却シートを貼る
褐色脂肪細胞がなぜ 痩せ体質細胞なのか
褐色脂肪細胞は、体に備わった発熱装置ともいえるものです。
熱を出すのにエネルギーを使うため脂肪が燃えるという仕組みになっています。
身体の防衛反応でもあるので 体温が下がった時には褐色脂肪細胞を燃焼してエネルギーを作り出してくれます。
褐色脂肪細胞を一番多く持っているのは 体温調節が難しい赤ちゃんです。
残念ながら大人になるにつれて 褐色脂肪細胞は減少していき赤ちゃんの頃の4〜6割程度になると言われています。
また褐色脂肪細胞の量の違いは遺伝によるものが多く、基本的に成人してからは増えません。
褐色脂肪細胞の働きには個人差があります。
普段から活発に働く人は同じ量を食べても太らない、つまり「ヤセ体質の人」と呼ばれるわけです。
日常から 褐色脂肪細胞を刺激しうまく活性化することができれば、少しでも多くエネルギーを燃やせそうですね。
最後に
人間は食事などを食べすぎてカロリーを余分に摂取することなどにより、体に脂肪をためこんで肥満になります。
この脂肪を「白色脂肪細胞」といいます。
褐色脂肪細胞は、首まわりや肩甲骨周りなどごくわずかなところにしかなく、刺激することで 白色脂肪細胞を燃焼して熱に変換し、消費カロリーを増やすてくれます。
日常から 褐色脂肪細胞を刺激して 痩せ体質を作りましょう!